Wantedlyはこれまでとは違う新たな採用プラットフォームとして注目されています。導入企業は3万社を超え、ユーザー数も200万人を超えています。一方で実際に各社運用してどれほどの効果が出ているのでしょうか?本記事ではWantedly運用に成功した場合、採用にどれだけのプラスが出るのかを運用に成功した10 社の事例を交えて解説していきます。

Wantedlyとは?

Wantedly イメージ

Wantedlyはミッションや価値観への共感で求人者と求職者をマッチングする 「共感採用」をコンセプトにした採用マッチングプラットフォームです。

企業側は募集文に待遇や給与などの条件ではなく、会社の価値観やミッションを掲載して、求職者側はそれに共感して応募をします。

昨今、求職者の企業選びの判断基準に待遇以外の社風やミッションへの共感などが重要視される中、Wantedlyはそのような層をユーザーとして獲得して急成長しています。

企業側も今まで待遇面では大企業に勝てなかったとしても、価値観やミッションに魅力があれば優秀な人材を獲得できるという大きなチャンスがあるプラットフォームでもあります。

Wantedly運用がうまくいっている企業厳選10 社

全く新しいコンセプトの採用プラットフォームであるWantedlyですが、実際にWantedlyの運用に成功した企業はどれくらいの成果を出しているのかを解説します。

今回は以下の10 社を参考にさせていただきました。

  • 株式会社favy  飲食系メディア運営
  • ディップ株式会社  求人サービス運営
  • 株式会社ミギナナメウエ  企画・プロモーション
  • 株式会社KASSORO 営業代理店
  • 株式会社ヒトカラメディア  不動産業
  • 株式会社クックビズ 求人広告
  • 株式会社Wiz IT総合商社
  • 株式会社スノウロビン アプリ・システム開発
  • 天創堂株式会社 訪日向けご当地お土産販売 
  • 株式会社オープンロジ 物流の効率化システム

1:株式会社favy 採用単価2万円以下で年間100名採用

https://www.wantedly.com/companies/favy2?aql=gaFxpEZhdnk

株式会社favyは全国の美味しいお店を応援するグルメ情報まとめサイトを運営する企業です。
「採用」が会社の9割という程、採用に重きをおいている会社です。
まだ2015年に設立した会社ですが現在で社員数は180名を超しています。

【導入前の課題】

そんな株式会社favyですが当初は採用において2つの問題を抱えていました。

一つ目が創業後まもないために圧倒的に知名度が低く会社のファンがいないこと。
二つ目が外食産業であり、新卒に人気がなかったことです。

この二つの問題があり、通常通りの求人広告やエージェントを利用した採用活動を行うと、採用コストがかさみます。

【導入後の成果】

そこでfavyは他とは異なる採用手法としてWantedlyを活用することに決めます。
既存社員のインタビュー記事をフィード文で次々に公開していき、継続的に運用を続けました。

その結果、1年間で2500人のエントリーを獲得して、1000人と面談して、100人を採用することに成功します。
採用単価は2万円を下回る結果になりました。

さらに、Wantedlyの推奨する共感採用に乗っ取って、会社の社風を前面に押し出してエントリーを獲得していったので採用後の離職率も低かったそうです。

【favyのWantedly運用のコツ】

・SNS広告と連動させる。書いた募集文をFacebook広告でさらに拡散させることで、Wantedlyユーザー出ない方にもリーチすることができ、結果として採用単価は2万円を切った。

2:ディップ株式会社 月間150人のエンジニアがエントリーしてくる

https://www.wantedly.com/companies/dip?aql=gaFxo0RJUA

ディップ株式会社は社員数2200名を超える東証一部上場企業です。バイトの求人媒体「バイトル」が有名です。
ディップ株式会社のWantedly運用は、通称、Wantedlyお兄ちゃんと呼ばれる小林さんが行っています。
募集している職種としてはエンジニア・デザイナー・マーケターなど様々です。

【導入後の成果】

ディップ株式会社に関しましては、運用成功のデータがたくさんあったので一挙にご紹介いたします。

運用開始20 日で300エントリー獲得

運用開始9ヶ月で1000エントリー獲得

そこから1年でさらに1000エントリー以上を獲得しています。

1エントリー単価167円で大量の母集団を形成して、そこから選抜して優秀な人材の採用に結びつけています。

さらに、昨今採用が厳しいと言われているITエンジニアからのエントリーが月間150人獲得できている状況も作り出せているので驚きです。

【ディップのWantedly運用のコツ】

・書いた記事はSNSで毎回拡散する。個人アカウントでのシェア以外にFacebookグループにも投稿。

・フィード投稿は、会社の輪郭を作るイメージで、具体的に書く。

3:株式会社ミギナナメウエ カルチャーマッチした優秀なCTOを一人採用 採用単価9万円

https://www.wantedly.com/companies/miginanameue

株式会社ミギナナメウエ(弊社です笑)の実績も練り混ぜておきました。弊社は社名から見て分かるとおり少し変わった会社です。企画・プロモーションを得意としており、過去にはブラック企業合コンやパワハラ体験会などといったイベントを開催しております。

【導入前の課題】

そんなミギナナメウエの社風は一風変わっており、その変わった社風にマッチする人材はかなり少ないです。尚且つ当時募集していたのは弊社の最高技術責任者であるCTOだったのでエンジニアとしてのスキルもかなり求めていたました。

スキルがありカルチャーマッチもするエンジニアを採用しようとした際に、普通の採用手法では難しくコストもかさむので、Wantedlyにて積極的に情報発信を行い、弊社の理念に共感する層を獲得しようとしました。

【導入後の成果】

結果は運用3ヶ月目に見事優秀なエンジニアを採用することに成功しました。

3ヶ月間でエントリー数は合計400名を超えています。エントリー単価でいうと1エントリー225円です。

【ミギナナメウエのWantedly運用のコツ】

・アイキャッチ画像やタイトルを他社とは全く違うものにしてまずはView数を獲得する。(バナーを参考にアイキャッチは作成)

4:株式会社KASSORO 結果最速、運用開始2週間でインターン生10 名採用

https://www.wantedly.com/companies/company_2839351?ql=gaJpZM4AoCXL

株式会社KASSOROは京都に本社をおく訪問販売の会社です。

【導入前の課題】

学生のうちから訪問販売を経験してもらうことで、営業力を身に付けてもらい、社会に出たときに即戦力と慣れる実力を学生につけて欲しいという思いで設立されました。

一方で、訪問販売はつらいイメージが強く、本気で自分の実力を付けたいと思っている学生でないとエントリーしないこと、また採用されても、すぐにやめてしまうことが問題でした。

一方で、訪問販売自体は長期的に見れば、営業力がつくこととマインドがつくことという圧倒的なメリットがあり、実際に今までのインターン生でも訪問販売を通して成長し、学歴に関係なく有名企業に入社することができた先例がたくさんありました。

そこを求人で訴求するためにWantedly運用を開始しました。

【導入後の成果】

フィード文でインターン生のインタビューを整えて、募集文を出したところ2週間で3000Viewを超えそこから10名を採用することに成功しました。

最速で結果を出していますね。

世間的にはきつい職種であっても、Wantedlyでは見せ方の工夫次第でエントリーを獲得することは簡単になるいい事例かもしれません。

【KASSOROのWantedly運用のコツ】

・アイキャッチ画像にキャッチーなメッセージを入れることで、とりあえず見たくなるような募集文を作る。(例:ナンパができるインターン・バカが伸びる会社ですなど)

5:株式会社ヒトカラメディア 不動産のイメージを変える投稿で営業16名採用

https://www.wantedly.com/companies/hitokara-co?aql=gaFxteS6uuOBi-OCieODoeODh-OCo-OCog

株式会社ヒトカラメディアは不動産業を行う東京と徳島と軽井沢に拠点を持つ企業です。

【導入前の課題】

「不動産の営業」と聞いたときに候補者は「きつい・ノルマがある・つらそう」というイメージを持つ人が多く、そのイメージが原因で採用は難し買ったそうです。

【導入後の成果】

しかし、不動産というのは衣食住の住を扱う業種で、本来なら花形であるはずです。
伝え方を工夫して、既存のマイナスイメージではなく、住をプロデュースする素敵な仕事というイメージを打ち出せば採用ももっと楽になると考えていました。

そこでヒトカラメディアでは会社のビジョンやミッションを前面に打ち出せるWantedlyを採用ツールとして活用しました。
自社のカルチャーや制度をまとめた投稿や社員インタビュー、ビジョン・ミッションを詳細に書いた投稿を継続して載せていきました。

その結果、1年間で営業関連の職種を16名採用することに成功しました。

Wantedlyはうまく活用することでその業界特有のイメージの枠を超えた訴求が可能になることがヒトカラメディアさんの事例から分かりますね。

6:株式会社クックビズ 会社のミッションや思いを効果的に伝えて合計11名採用

株式会社クックビズは飲食業界に特化した求人広告や人材紹介サービスを行っている会社です。

【導入前の課題】

ベンチャー企業なので、できるだけ早く人を採用したいという思いがある一方で、クックビズが目指すもの、また応募者が目指すものを互いに見極めながら、相互理解をした上で先に進んでいくようにしたいとも考えていたそうです。

【導入後の成果】


Wantedlyはビジョンやミッションに共感してマッチングできる点や、分析ツールを活用しながら早いサイクルでPDCAを回せるというメリットもあるため、クックビズの採用はうまくいきました。

結果としては社員6名、インターン5名で合計11名の採用に成功しました。

スマートフォンアプリの開発を行ってきたアプリエンジニア、制作会社で経験を積んだディレクター、ベンチャーや経営勉強、またマーケティング業務に興味を持った方々など幅広い層を獲得できたようです。

【クックビズのWantedly運用のコツ】

・どれだけステキな内容を書いても、クリックしてもらえなければ意味がない。クリックされるタイトルを。
・友達の向こうにいる、来て欲しい“その人”に響く、タイトル・写真にこだわり抜く。

7:株式会社Wiz ユーザー目線のコンテンツを発信することで10名以上の採用に成功

株式会社Wizは従業員数が1000名を越すIT総合商社です。

【導入前の課題】

他の求人媒体だと候補者がどうしても「条件」のみで企業を判断することが多く、その結果カルチャーマッチした応募者の割合がどうしても下がることに課題を感じていました。

Wizのビジネスを支えるのは「ヒト」であるため、理念やカルチャーを理解した方の応募は非常に大切でした。

【導入後の成果】

結果としては2019年度の新卒採用で合計11名の社員を採用することに成功しました。さらに、その11名の中から全新入社員を代表するような活躍を見せる社員が出てきたそうです。

数字以外でも変化がありました。
それは「応募者の質」です。
元々他媒体でもエントリー数は多かったWizですが、Wantedlyの場合その質が改善され、よりカルチャーマッチする人材の応募が増えたそうです。

【WizのWantedly運用のコツ】

・募集職種に応じて、募集文の中身を細かく変える。新卒向けは社員の顔を多くのせ、クリエイティブ系は逆に顔は少なくして綺麗めな写真を使うなど。

・応援機能など、社内の人間に協力してもらいやすいように、Wantedlyを活用していることを社内へ周知させる。

8:株式会社スノウロビン ネームバリューがない会社でも逆転採用 5名採用

株式会社スノウロビンは2014年設立のWebサイト、アプリ、システムの制作会社です。

【導入前の課題】

新卒採用と中途採用双方で、会社のネームバリューがないことが原因で、学歴やスキルが行っていある人の採用に苦戦していたそうです。「会社のネームバリュー」という点で採用に困っている企業様はたくさんありますよね。

株式会社スノウロビンはネームバリュー問題をWantedlyで解決しました。

【導入後の成果】

エンジニア2名、ディレクター3名の採用に成功しました。さらに主体的でチャレンジ精神のある方が採用できたそうです。

【スノウロビンのWantedly運用のコツ】

・フィード投稿はWantedly専用に書くのではなくFacebookやTwitter向けの広報活動に還元できる形で作成。

9:天創堂株式会社 100人面談しても採用したい人材に会えなかったが、Wantedlyで理想の人材に出会い3名採用

天創堂株式会社は日本全国のご当地土産を訪日外国人観光客向けに展開しています。

【導入前の課題】

Wantedlyの前に使っていた媒体では100名以上の応募があったにもかかわらず、求める人材に巡り会うことができなかったそうです。
他媒体だと応募の時点で自社カルチャーにマッチするかを精査できないことが課題でした。

【導入後の成果】

カルチャーフィットする人材からの応募が増加して、採用効率が上がり、運用開始から半年で即戦力人材3名の採用が決まったそうです。
他にもフィード投稿を取引先の企業が読んでくれるようになり、会社のブランディングにつなげることができました。

【天創堂のWantedly運用の「コツ】

・ユニークな施策を打ち、人の目に止まるように工夫をする。(例:社長とモーニングコーヒーを飲む企画の募集文)

・他企業の募集文を徹底リサーチして、自社に置き換えられそうなものを取り込む。

10 :株式会社オープンロジ スタートアップ企業がWnatedlyにて複数職種、合計67名採用!?

株式会社オープンロジは「物流をもっと簡単、シンプルに」をコンセプトに、倉庫会社をネットワーク化し、非稼働時間・遊休スペースを活用することで、低価格な物流アウトソーシングを提供する物流プラットフォーム「オープンロジ」を運営している企業です。
 

【導入前の課題】

 
スタートアップとして立ち上がったオープンロジは採用にかけられる潤沢な資金もなく、また大手企業と比べるとどうしても待遇や条件では勝負できないという問題がありました。
 
オープンロジのようなスタートアップ企業が大手企業に勝てる部分で言うと「事業への想い」です。物流を変革する先進的でチャレンジングな事業内容を知ってもらえれば、うまく採用に結び付けられると思っていたところ、Wantedlyを見つけたそうです。

【導入後の成果】

 
会社のフェーズに合わせて求める人材像は変化していったのですが、それに柔軟に対応しながらエンジニア、セールスなど複数の職種で合計67名を採用したと言うことですから驚きです。
 
そして現在、執行役員や開発チームのエースなど、コアメンバーとして活躍する方はWantedly経由で採用した方が多いそうです。

【オープンロジのWantedly運用のコツ】

 
・運用のオペレーションをしっかり定めて継続的に運用。募集記事は週1回、フィードは月2記事のペース。
 
・社内広報担当と連携して、会社のより詳細な魅力を発信。

まとめ

Wantedlyはうまく運用ができると業界、職種問わずに他の媒体では考えられないコストで採用が可能です。さらに、企業と求職者が条件面以外でのマッチングをするので、採用のミスマッチも格段と減ります。

今回紹介した企業のWantedly運用のコツでは、以下のポイントが多く見受けられました。

  • 募集文のタイトルとアイキャッチ画像を工夫してまずは見られるように徹底する。
  • 応援機能を積極的に使う。
  • フィード投稿を積極的に活用して、会社の想いを発信する。

これらのコツはどの企業でも再現できると思うので是非実践してみてください。