インスタグラム採用は、ソーシャルリクルーティング(SNSを使った採用)の1つです。今回は、若者がもっとも使っているアプリ:インスタグラムをどのように採用活動に使うのかを紐解いていきたいと思います。

インスタグラム採用とは?

インスタグラムの基本的な機能

①投稿機能

タイムラインに流れる投稿を作成する機能です。写真や動画と文章を合わせて投稿することができます。この投稿は自分のことをフォローしてくれているアカウントのタイムラインに流れます。(FacebookやTwitter同様)

②ストーリー機能

写真や動画共有機能。投稿機能と違う点は24時間経つと消えてしまう点。この消える機能により、気軽な情報発信手段として利用されています。

③ライブ配信機能

リアルタイムで動画配信を行うことができます。

なぜインスタグラムで採用活動をするのか

インスタグラムで採用をする1番の目的は採用ブランディングです。写真や動画のような視覚的なコンテンツは、会社の魅力や特色をより明確に求職者に届けることができます。

Instagram採用のメリット・デメリット

インスタグラム採用のメリット

①利用者が多い

インスタグラムは2019年に利用者が3,300万人(国内)を超えています。よって単純にリーチ数が高く、情報発信(特に若者に向けて)にはもってこいの場です。

②ハッシュタグ検索がある

インスタグラムでは、ハッシュタグで知りたい情報を検索します。例えば「#採用」や「#インターン募集」などで調べるとそれについての情報が出てきます。

採用に関するハッシュタグをつけて投稿することにより、名前を知られていない企業も求職者に興味をもたれる可能性もあります。

ハッシュタグ検索の事例1
ハッシュタグ検索の事例2

③気軽に投稿できる

SNSのため、小さいことでも気軽に発信できます。採用媒体では載せるほどのことではない情報でも発信することができるので、会社の細かい魅力の発信なども良い一層伝えることができます。

④採用コストが削減できる

インスタグラムは無料で利用できるアプリです。ここから流入した求職者に関しては、採用コストがほとんどかかりません。

⑤ユーザーとコミュニケーションが取りやすい

投稿に対するコメント機能の他、ダイレクトメッセージでもやり取りができるため、会社に対する疑問などに気軽に対応することができます。

⑥採用後のギャップを減らすことができる

SNSのため会社の細部まで情報を発信することができ、また、質問などがあればコメントなどで対応ができるため、採用後のギャップが生まれにくくなります。

インスタグラム採用のデメリット

①写真の用意が大変

インスタグラムを上手く運用するには、視覚的に魅力的な画像を掲載しなければなりません。そのため、投稿毎に写真素材の用意とその写真の加工作業をする必要があります。

②ターゲットが定まっていないと効果が薄い

インスタグラムを採用に使用する場合、採用ターゲットがインスタグラムのユーザー層であり、なおかつ採用したいターゲットに検索されるように投稿内容やハッシュタグを工夫する必要があります。そのため、あらかじめターゲット層を定めて投稿することが大切です。

③継続して投稿する必要がある

SNS全般に共通することですが、運用は定期的に行わなければ効果が見込めません。頻繁にユーザーの目に触れて初めてインスタグラム採用は役割を発揮します。

インスタグラム採用が合う企業・合わない企業

インスタグラム採用が合う企業の特徴

では、インスタグラム採用が合う企業とはどのような企業なのでしょうか。その特徴をご紹介いたします。

①求人の対象者がインスタグラムのユーザー層と合っている

前でもご紹介した通り、インスタグラムのユーザー数は国内に3,300万人(2020年時点)います。少し前までは若者のユー ザー数が圧倒的に多かったのですが、現在は若者から主婦層やパパ層まで多くの人が利用しています。

中でも「新卒」「インターンシップ募集」などの学生を対象にしたものや、主婦・ママ・パパなどインスタを日頃の情報収集に利用している層、トレンドに敏感な女性の層を採用したい会社さんはオススメです。

②写真を集めることができる

インスタグラムを運用するためには、写真が必要です。アパレルやレストラン、カフェ、コスメなど物が写真映えするような会社さんはもちろん、オフィスの雰囲気や社員さんの雰囲気などが明るい会社さんなどもインスタグラムは適したSNSであるといえます。

③インスタグラムを継続的に運用してくれる人がいる

インスタグラムだけではなくSNS全般に共通して言えることなのですが、SNSは継続的に続けることで強い発信力を持つことができます。

そのため、インスタグラム採用を行う場合はインスタグラム採用の担当者をつけることができる企業さんは向いているといえます。

④インスタで発信するようなコンテンツが充実している

インスタグラムを継続的に更新したほうがいいことは上でもお伝えしましたが、インスタグラム運用は投稿するようなネタが充実しているととてもやりやすいです。

イベントを行なっている、社員さんの誕生日を祝っている、歓迎会や送別会など、投稿を充実させるようなコンテンツが揃っていると運用しやすいです!

⑤「うちといえばコレ!」がある

自社オリジナルのポイントがある会社さんはインスタグラム採用にとても向いています。「コレ」の部分を中心に発信していくことで、自社が欲しい人材と合う人材を募集しやすくなります。

インスタグラム採用が合わない企業の特徴

①ターゲットがインスタグラムのユーザー層と重ならない

インスタグラムのユーザー層は多いですが、インスタグラムを使用している人数が少ない層は少なからずあります。

例えば中途エンジニアなど、大人の男性を主に募集している企業さんはインスタグラム採用は適していない可能性が高いです。

②写真素材がほとんどない

写真を掲載するのにいちいち許可を取らないといけない場合や、写真自体をほとんど取らない企業さんはインスタグラム採用には向いていないといえます。

③インスタグラム採用の担当者をつけることが難しい

インスタグラムを継続的に運用するにあたり、担当者がいなければ対応や投稿などの感覚が開いてしまうため、担当者をつけることが難しい企業は向いていません。

インスタグラム採用をしてみよう

会社アカウントの開設

まずは、会社のインスタグラムアカウントを開設しましょう。

会社アカウントはプロアカウントの設定をすることをオススメします。

ではここから、登録手順をご紹介します。

①アカウント作成に必要なもの

  • メールアドレスor電話番号
  • パスワード
  • ユーザーID(後に変更可)
  • ユーザーネーム(後に変更可)
Instagramのアカウント作成

②プロアカウント設定

プロアカウントの設定をすると、投稿のアクティビティやインサイトを見ることができます。また、プロアカウントでは広告を打つこともできます。

設定手順:「設定」→「アカウント」→「プロアカウントに切り替える」→「ビジネス」

プロアカウント解説の手順1
プロアカウント解説の手順2

運用のポイント

ここからは運用するにあたってのポイントをお伝えしていきます。記事の最後に事例集を掲載しているので、運用に困ったらそれを参考にしてみるのもいいかもしれません。

①プロフィール設定

アカウント設定が完了したら、さっそくプロフィールの自己紹介を充実させましょう。

ユーザー名

・会社名/運用目的を表記する

 例:【公式】株式会社〇〇 新卒採用人事

   【公式】株式会社△△ インターンシップ採用

自己紹介のポイント

  • 何を目的にインスタを運用しているのかを明記する。
  • HPのURLを掲載する。
  • 認知度が低い会社さんはどんな会社なのか、会社の情報を1、2文で紹介しましょう。

②写真のポイント

続いては採用に利用するインスタグラムの写真のポイントをいくつかお伝えします。この中から自社に合うものを選んで活用してみてください!

・明るい写真を選択する

自然光で撮影した写真や笑顔の多い写真など、印象が明るい写真を使うことをオススメします。

・人の写真を使う

人が写っていることで、どんな人が働いているのか、会社がどんなイメージなのかを伝えることができます。

明るい写真のイメージ

・テイストを統一する

テイストを統一することで、ページの閲覧数がアップします。

テイストを統一するときは、画像の加工の仕方を統一すると統一されます。

また、文字入りの投稿にすると何の投稿か明確になるのでオススメです。

テイストを統一のイメージ

・写真でなくイラストや漫画で紹介する

上記では写真のコツを記載しましたが、写真でなくてイラストで運用する方法もあります。

イラストがかける社員さんがいるのであれば、漫画やイラストで社員紹介や社風な度を紹介するのもGOODです。

イラストや漫画での紹介

③投稿内容

投稿をしたいけれど何を投稿すればよいかわからないという方は下記を参考にしてみてください。

  • 社員紹介
  • オフィス紹介
  • 周辺のランチ紹介
  • 会社の面白い制度
  • 社内イベントの紹介
  • 職種別紹介

④ハッシュタグ

インスタグラムの投稿には最大で30個までハッシュタグをつけることができます。

インスタグラム採用ではこのハッシュタグ機能がとてもポイントになってきます。

ハッシュタグは自社の求人に合うキーワードをできるだけ多く記載することが重要です。ハッシュタグが多ければ多いほど検索に引っかかりやすくなります。

採用ハッシュタグ例

#採用#採用担当#人事部#求職#インターン募集#新卒採用#中途採用

⑤投稿頻度・時間

インスタグラムを利用される時間帯が多いのは19〜24時と言われています。ユーザーがもっとも閲覧するこの時間に投稿することを心がけましょう。

事例紹介 

ここからは実際にインスタグラム採用を行なっている会社さんを紹介します。投稿内容や運用につまづいてしまったら、インスタ採用を実際に行なっている会社さんの物を参考にしてみるのもいいかもしれません。

三井住友カード株式会社

三井住友カード株式会社は、内定者の紹介・セミナーの案内・オフィスの紹介など、会社の中身を伝えることをメインに運用しています。投稿のテイストも統一され、文字で投稿内容がわかるなどの工夫がされています。

三井住友カード株式会社のInstagram採用の事例

株式会社サイバーエージェント

こちらは全部の写真の加工が統一されています。投稿内容は業務についてのものや、インスタオフィスツアーなどの工夫がされていて参考にしたい企業の1つです。

株式会社サイバーエージェントのInstagram採用の事例

株式会社JALスカイ

JALスカイのインスタグラムでは制服の紹介や社員インタビューなどが掲載されています。投稿では制服や背景が統一されており洗練されたJALのイメージが伝わる投稿内容になっています。

株式会社JALスカイのInstagram採用の事例

株式会社ディーエイチシー

DHCの採用インスタグラムではほとんどの投稿に人物が写っており、自然光での写真が多く清潔感で溢れています。このように写真で企業のイメージを持たせることも重要になります。

株式会社ディーエイチシーのInstagram採用の事例

インビジョン株式会社

インビジョン株式会社は漫画で発信しています。漫画による社内紹介や事例紹介など、みている人を飽きさせない工夫がなされていて、楽しく会社について理解を深めることができます。

インビジョン株式会社のInstagram採用の事例

株式会社アダストリア

仕事内容や内定者の入社の決め手、採用イベントなどについて投稿されています。アパレルならではのおしゃれな運用が採用ブランディングとして繋がっていることがわかります。

株式会社アダストリアのInstagram採用の事例

ミュゼプラチナム

サロンのイメージと合わせ、全体的に綺麗な投稿でまとまっています。また投稿のテイストが統一されており、投稿内容が一目でわかるような工夫がなされています。

ミュゼプラチナムのInstagram採用の事例